2020.04.09

▼ 持ち箱ルアー

暖かくなり、分蜂の季節が到来です。
サックブルード病というウイルスによる伝染病により、
テハマナ周辺の里山ですっかり姿を消していた日本みつばちたち。
約1、2年後、ウイルスに打ち勝ち、再び、元気に生息し数を増やしはじめたその姿に、
教えられ、力をもらっています。
自然は偉大ですね。

ところで、分蜂の季節が来たというのに みつばち誘因蘭であるキンリョウヘンがなかなか花を咲かせません。
西本、焦っておりました。 暖かい二階の部屋に置いて、頑張れ頑張れと励ましてお世話を焼いてみたり。
西本の気持ちと裏腹に、つぼみは堅く咲く気配はありません。
早々にしびれを切らした西本、蜂仲間が教えてくれた必殺技『待ち箱ルアー』を購入 。
商品が届き、いそいそと取り付けに行ってみると、、、、
あれ???すでに自然にみつばち群がご入居してくれてる!!!

人間の下心をあざ笑うような出来事。
偉大な自然は人間の思うようにはなりませんね。

気の滅入るような毎日ですが、 毎日、楽しいことを見つけながら過ごしていこうと思います。
自粛期間、ともに頑張りましょう!

2019.06.25

▼ テハ蜜の収穫 2019

梅雨に入る前の本日、午前中の涼しい時間に
テハマナで飼う、日本みつばちの蜜を収穫しました。
今回は、ひと箱分、ちょっとだけ分けてもらいます。

ドライバーで巣箱のふたを開け、細い針金を使い、スライスするように巣を切ります。
切り出された巣はとてもキレイです。中に琥珀色した蜜がたっーっぷり詰まっていました。

エアーガンで空気を送り、巣の中に残ったミツバチを外に出します。
連れて帰ってしまうと家が分からなくなるので、
できるだけ迷子のみつばちが出ないように丁寧に作業します。
工房に持ち帰り、切り分けた巣には、すごく沢山の蜜が溜まっていました。
春から夏にかけてみつばちたちが集めた百貨蜜は、とてもフルーティーでさっぱりとし最高の味です。

この日のスタッフといえば、頼まずとも焼きたてのバケットを買ってくる者もいればチーズを持ってくる者もいて。
こういうときのチームワークだけは抜群です。
焼きたてのバケットにブリーチーズをのせ
しぼりたての蜂蜜をたらり、、、美味しいに決まっています!!
2日ほどタンクの中で休ませ糖度を測ると81.6%。
上等上等!!といいながら、ビン詰め作業。これも楽しい作業なのです。

少しだけですがおすそ分けできそうなので
7月の小さなギャラリーオープン時に販売致します。
毎回、あっという間に完売します。
気になられる方は、是非、お早めにいらしてください。

7月の小さなギャラリーは
7月1日(月)〜7月7日(日) となります。
皆様とお会いできる事、楽しみにしています。

Teha'amana 
ADD 〒586-0094
    大阪府河内長野市小山田町2528-18
     ( 南海バス:小山田バス停前 )  
TEL 0721-52-3822 
OPEN 11:00-18:00 

2019.05.13

▼ 蜂仕事

GW中にテハマナの巣箱にみつばちがご入居しました。
今日は、みつばち捕獲箱を育児箱に変更する作業。
写真2の切り株のようなものが、みつばち捕獲箱。
写真3で持ち上げている箱に新たにみつばちがご入居しています。
巣を作っているので、そっと持ち上げて、、、、

箱の中にいるご入居したての日本蜜蜂群がみえますか??
そーっとそっと、下にあるみつばち捕獲箱を四角形の育児箱に置き変えます。
続いて、冬越しした別の群の巣箱に、継箱をします。
巣箱を継ぐことで、さらに巣を大きくすることができるので、
より沢山の蜜をためてくれるのです。
巣箱を覗くと。 みつばちたちはどんどん増え、巣をのばし、
巣箱の下から見えるほど 巣を伸ばしています。
日本蜜蜂とはいえ刺されては大変。
スタッフは腰にお手製のエピペンケースに薬を入れての作業です。
サックブルード病というみつばちの伝染病により
しばらくの間、日本みつばちが消えてしまっていたテハマナ周辺の里山ですが、
再び、日本みつばちが生息しはじめた様子です。自然は偉大ですね。
さぁ!今から、採蜜が楽しみです。
また、経過をご報告します。

2018.07.17

▼ 巣落ち

暑い暑いこの季節。
巣箱の中ではみつばちたちは力を合わせて
皆、同じ方向に向かって羽を動かし
巣箱の中に風を起こす、扇風が行われています 。

テハマナで飼育している日本蜜蜂の一群。
暑さのせいで、巣がやわらかくなり
巣箱の中で巣が落ちてしまう
"巣落ち"がおこりました。

落ちた巣を取り出してみると
巣の蜜は空っぽ。
とても元気な群なので沢山溜めていた蜜を
落ちずに残った巣にすっかり移動させた様子。
仕事が早い!

今回、お掃除の後
少しでも涼しくするために、
巣箱によしずをつけてあげ
観察窓を少し開けてあげて
風通しを良くしてあげました。
こちらのとても元気な群も間もなく採蜜です!

2018.06.22

▼ 日本みつばちの点検

農林水産省の実施する蜜蜂飼育状況調査の為
テハマナの日本みつばちを検査すべく
大阪府より検査員の方がやってきました。

巣箱ののぞき窓から
鏡を差し込み
ライトをつけて
慎重にのぞき込み
伝染病など、調査を行います。
無事に検査をクリアしました。
一安心です。
続いて継箱を行いました。
久しぶりに巣箱を見回ると、
元気なみつばちたちが、
巣をのばしています。
そーっと巣箱を持ち上げ
新しい箱を一段増やします。
どうやら、まもなく採蜜できそうです!!
また、ご報告しますね。

2017.06.12

▼ 日本ミツバチが帰ってきた

一昨年のお話。
ミツバチに刺されて救急搬送されてしまいました。
何度もミツバチに刺されたことはあったのですが
突然アナフィラキシーショックを起こしてしまったのです。
担当医に聞けば、人にはそれぞれに免疫の容量があり、
刺される事十数回でとうとうその容量を
超えてしまったということが、今回の原因とのことでした。
今はエピペンという自己注射を持ち防護服も揃え鉄壁ガードで
ミツバチのお世話をしています。
(まだやるんか?と家族に言われながら)

西日本に猛威を振るう
サックブルードウィルスで工房の周りも
日本ミツバチの姿が見えず
20数群いたテハマナのミツバチ群も全滅に。
しばらくこのあたりでは日本ミツバチに会えないのか?と
思っていたつい先日、山に仕掛けていた待ち箱に
待望のミツバチさん御一行様ご入居しました。
ご入居から約1カ月。
群が成長しはじめるころなので
継箱をしました。
下から巣を見ることが出来るほど
巣をのばしています。
伝染病にも耐え抜いた貴重な1群。
これから大事に見守っていきたいと思います。

2016.04.05

▼ 蜂仕事。

   桜が咲く頃になるとはじまる”蜂仕事”。
   4月半ばからはじまる分蜂に向けての
   準備を行います。

   冬の間に逃げてしまった群や
   スムシにやられてしまった群の
   巣箱をお掃除し、
   ※スムシとはミツバチの巣箱に住み着き
     巣箱をあらすミツバチの天敵である
     蛾の幼虫です。

   次にご入居いただくミツバチたちのために
   お部屋をピカピカにしておくのです。

    巣箱を分解し、
   ついているミツバチの巣のかけらを
   へらで取り除いたら、
   火であぶり、細かなカスを取り除きます。

   キレイになったら再度組み立てて完成。
   さて、今年は何群のみつばちさんが
   ご入居してくれるかな??

   また、ご報告します!

2015.04.10

▼ 継ぎ箱。

   4月上旬桜が咲く頃。
   この時期はミツバチが巣を一気に伸ばします。
   蜜の貯蔵庫の為、また巣別れに向けて子供の部屋も相当数必要となる為だ。
   養蜂部では、ミツバチたちが巣を伸ばす様子を見て
   伸びた巣箱から順番に継ぎ箱をする作業を行います。

   『最初から巣箱を大きくしておけばいいんじゃない?』と疑問に思う方もいるかもしれませんが
   冬越しの時期は巣を伸ばさない為、自分たちが発する熱で
   巣箱の温度を30度まで温めているミツバチにとって大きなお家では
   余分な空間が出来てしまいミツバチたちの負担が増えてしまうのです。

   

   この日は良く晴れていてミツバチたちも機嫌が良かったので
   スタッフ総出で継ぎ箱をしました。(女子たちも手伝ってくれます。)

   巣箱をいじるとミツバチたちが怒り出すので
   面布と手袋を着用し万全の体制です。
   ミツバチさん。今年もおいしい蜂蜜を分けちょうだいね〜!!


2014.12.19

▼ テハ蜜。

   今年も沢山のテハ蜜(テハマナで養蜂している日本蜜蜂の蜜)を収穫しました。
   今年はコクがあって香ばしい美味しい蜂蜜でした。
   あっという間に完売しましたが、皆さんに喜んでいただけて
   私たちもとっても嬉しいです。    

蜜の収穫後は搾って残った巣を鍋で溶かし、蜜蝋を採取します。
すごく濃い黄色です。自然の色って本当にキレイ。
巣箱に残った蜜は、ミツバチたちに返します。

今年も寒い冬がやってきました。
巣箱が冷えすぎないようにしてあげたり、餓死を防ぐ為に少しだけ給餌をしてあげたり
ミツバチの冬支度もなかなか大変です。

2014.07.20


▼ 蜜蜂の巣。

テハマナにはビーコースターという蜂の巣のハニカム柄がくりぬかれたコースターがあります。
穴があることで水分が分散され冷たいものをのせても水が溜まりにくい構造になっています。
そのビーコースタを作る過程でくりぬかれたハニカム型の革の破片。なにやら大切そうに集めているスタッフが。
ビーコースターを作っては、破片を木で作った土台にチマチマと貼り付けて早1年(笑)。とうとうこんな大作が出来ました。
そう、日本みつばちの巣です。良く見ると・・・上から育児層、貯密層、女王のいる王台まで。
ただ貼るだけでなく、ミツバチの巣を正確に再現出来ているではないですか(笑)。
忙しかったこの1年。そんな仕事の合間に、こんなゆとりと遊び心を持てる事、大切ですね。    
2014.05.26

 Party is over。
 
   テハマナの新規ご入居群のミツバチ、今年は現時点で14群。
   もとからいる群と合わせると、只今25群となりました。
   今年は、テハマナが忙しいのを知ってか知らずか、西本とっておきのゴールデンポイントに空の巣箱を仕掛けていると
   皆さん勝手にご入居してくれるのでとっても楽(笑)。
   写真は昨日入居した群が蜂球をつくっている様子。小さな蜂たちのシマシマ柄がとても可愛い。
 

   別の日には仕掛けていたキンリョウヘン( ミツバチ誘引蘭 )に、日本ミツバチ御一行様がべったりと張り付いています。
   一番右端の写真、良く見ると写真の中央部分に女王蜂が。他のミツバチたちより体が黒く長くて大きいでしょ。
   今年の分蜂はそろそろ終わり。『 Party is over 』今年も一足早くお祭りが終わった気分です。           
2014.04.22

 ミツバチの季節。
 
   1ヶ月ほど前。工房の周りでは梅の花が満開でした。
   日本ミツバチたちも花から花と飛び回り、忙しそうに働いています。
   テハマナで設置している空の巣箱にも、写真のように偵察バチたちが次々とやってきています。
   現在2箱ご入居してくれました。さてさて、今年は何群ご入居してくれるかな??またご報告します(笑)。
2013.08.24

 テハ蜜と蜜蝋ハンドクリーム。
 
   先日収穫したテハマナの日本蜜蜂のハチミツ。
   蜜をおすそ分けしてくれた群も、逃げることなく巣に残ってくれているようで西本も一安心。
   収穫した蜜は先日からしばらくタンクの中で寝かせて、花粉などの不純物を浮かせておりました。
   今日はいよいよ瓶詰め作業。『どのくらいできるかなー!?』と、ワクワク。
   結果、180gの瓶、90本分ほど。とっても優秀。
   残った巣を溶かして、不純物を取り除いて作った蜜蝋。自然の色、とってもキレイな黄色でしょ。    

   テハマナでは、その蜜蝋をバッグを縫う麻紐の強化とすべりを良くするために使用したり、
   ハンドクリームやリップクリームにして使用します。今日はハンドクリーム作り。
   口に入っても大丈夫なものしか使用せず保存料など一切いれませんのでワンシーズン使いきりサイズ。
   ハチミツと蜜蝋のもつ強い自然治癒力で、手荒れ等にはとても良く効き、贈り物にもとても喜ばれます。
   このテハ蜜と蜜蝋ハンドクリーム、9月にあるAMAギャラリーさんでの個展『テハマナのカバン展とちょこっとハチミツ』
   限定品として少しだけお持ちしますので気になる方は是非お試しください。    
2013.08.11

 テハ蜜。
 
   朝早くから西本の姿は見えず、工房には機械が設置されています。
   『 これは・・・(嬉)!!! 』 美味しいものの予感・・・。
   早朝から、テハマナで飼っている日本蜜蜂の蜜、通称”テハ蜜”の収穫がはじまったようです。
   本日採取するのは今年4月にご入居したばかりの最強群と、2年ご入居いただいている虎の子群。
   4月に入った最強群は4ヶ月ほどで60pほど立派に巣を伸ばしています。
   

   写真左が1年物の巣蜜で、写真中が2年物の巣蜜。
   1年物は黄金色でフルーティー、2年物は琥珀色で香ばしく紅茶のような香り。
   1枚ずつ巣板を丁寧に取り外して持ってみても、びっくりするほど重い!!
   ずいぶん蜜が溜まっているようす。
   糖度計で計ると、77.8〜80.0くらい。ちょうど良い感じ。
   

   スタッフのMちゃん、タンクに入れた巣を蜂蜜が出やすいように切り刻んでくれています。初めての作業、楽しそうです。
   さぁ、待ちに待った蜂蜜が出てきました。黄金色のキレイな蜜。美味しそーう!!!
   収穫後は、パンにクリームチーズと蜂蜜をのせて、試食会。
   酸素にほとんど触れていないとれたての蜂蜜は最高の味!この日は30キロほど収穫。
   しばらくタンクの中で寝かせて、不純物を浮かせた後に、瓶詰めします。
   この蜂蜜、9月にあるAMAギャラリーさんでの個展『テハマナのカバン展とちょこっとハチミツ』
   限定品として少しだけお持ちしまーす。    

2013.06.26

テハマナの風景
日本みつばち
自転車
テハマナの食卓




 また逃げられた!!

   2週連続、ミツバチに逃げられてしまいましたー(笑)。
   今回も、西本の虎の子、巨大群でした。
   前回の逃居と違うのは今回は、巣の中に”スムシ”と言われるミツバチの天敵、蛾の幼虫が蔓延して巣を荒らしてしまい、
   嫌がったミツバチが、別の住処を求めて出て行ったというところ。
   
   なので、残った蜜もスムシだらけで前回のように家賃として頂くわけにはいきません。

   


   それでも琥珀色の2年蜜。
   もったいないので、他の群のミツバチの巣箱の前にタラリとたらしてあげると・・・ ( 上写真 )
   みんな赤い舌を出して、チュウチュウ飲んでますねー!!
   ご馳走ご馳走〜!!
   
   西本は、指に蜜をつけて手のり蜂を楽しんでいます(笑)。
   日本蜜蜂は食事中はとっても穏やかなので、よっぽどの事が無い限り攻撃してくる事はありません。
   とっても可愛いでしょ。

2013.06.19

 

 ミツバチの家賃。

   『 何でやろー!!何でやろー!! 』
   朝からブツブツと言いながら西本が巣箱を持ち帰ってきました(笑)。
   
   聞くと、この4月にご入居したばかりのお気に入りのミツバチの群に逃げられてしまった様子(笑)。
   暑さのため、涼しい場所を探しての逃居と思われます。
   空き家になった巣箱を覗くととってもキレイな巣!!

 


   大抵、蜜を採るのは2年目の巣箱から。
   1年目、ましてや2ヶ月そこそこの巣を見る事はめったにありません。

   違いはこの色。淡い黄色は、まだ巣が分厚くなっていない証拠。
   巣の壁一枚一枚がミルフィーユのように薄くてとーってもキレイ!!
   巣の中にある濃い黄色の塊。これは花粉の塊。
   ミツバチの赤ちゃんはこれだけを食べて成長するほど栄養価の高い食べ物で、パーフェクトフードと呼ばれます。
   丁寧に取り出すと、こんなに沢山!!
   味は、少し酸味のある、ラムネのような爽やかな味。
   これだけではちょっと食べにくいのでアイスクリームにかけたりして楽しみます。

 


   通常、お引越しの際にはすべての蜜をおなかに含んで持ち去ってしまうミツバチたち。
   今回は大群だったので蜜を沢山蓄えており持ちきれずに残していった蜜があるようです。
   絞ってみると1瓶分。3ヶ月分の家賃といったところ(笑)。

   まだ水分を含んでおり、シロップのようなサラサラの蜜。
   4、5、6月の蜜と考えると梅、桃、梨、桜、ツツジの蜜。
   いつも絞る濃厚な2年蜜とはまた違うサラッとして爽やかなとってもフルーティーな味。

   蜜蓋のついた巣蜜は、カットしておすそ分け。『 巣ごと食べるのは初めて!! 』と、とっても喜んでもらえます。

 


   巣箱に残った蜜は庭に置いていると他の群のミツバチたちがキレイに掃除してくれます。
   赤く長い舌をのばして美味しそうにチュウチュウ吸っている姿カワイイものです。
   あ、君たちは逃げないでね。        

2013.05.25


 扇風隊。

   分蜂シーズンも終了。『 Party is over・・・ 』と、寂しそうにつぶやく西本(笑)。
   そんな、西本のデスクに目をやると( 壁には良く分からないものが沢山ありますが・・・(笑) )
   なになに、いつの間にか ”Bee MAP”とやらを作っています。
   どうやら、所有している日本みつばちの巣箱の数と、場所を把握するマップのようです。聞けば・・・
    ・白は空き箱
    ・黒は今年入った群
    ・赤は去年からいる今年採蜜できそうな群
    ・×は巣虫におかされてしまった群
   とのこと。

 

   と言う事は、この秋、採蜜できそうなのはおよそ7群。
   1群につき3升ほど採れる計算なので21升ほど採れる予定。 ( ほんとにー?? )
   楽しみです。暑くなってくると、巣箱の中の温度を下げる為にミツバチたちは巣門の前で
   巣門にオシリを向け羽根を使って必死に巣箱の中へ風を送ります。
   今日も、”扇風隊”が巣門や巣箱の小さな穴に向かって、必死に羽根を動かしています。
   健気でかわいい!頑張れよー!!

2013.05.13

 キン様。

   最近、テハマナのミツバチ達の事ばかり更新しておりますが仕事も頑張っております(笑)。
   オーダーをいただいている皆様、どうぞご安心くださ〜い。。。
   さて、そんな今日もミツバチのお話(笑)。
   今年も、西本の可愛がる”金稜辺”通称”キン様”が、咲きました(笑)。
   明治時代に葉や花の観賞用にとブームとなった”キン様”ですが、ニホンミツバチの集合フェロモンと同じ香りを持つと言われ
   分蜂群を引き寄せる力があります。
   写真のように空の巣箱の横に花の咲いた”キン様”を設置すると分蜂前で新居を探している日本ミツバチたちが寄ってきます。
   写真では2匹ですが、ご入居寸前となると20〜30匹以上がやってきます。

   そんな大量のミツバチたちの体温で花が枯れてしまわないようにキン様用の木箱を作り、ネットを張って設置しているわけです。
    ( 西本、マメです(笑) )
   ご入居後は、『 よくぞご入居いただきました〜!! 』と、砂糖水のウェルカムドリンクまで出す徹底具合。
   まるで日本ミツバチの不動産屋のよう(笑)。 ( いくつか仕掛けてある空箱は”物件”と呼んでいます(笑) )
   そんな西本の日本ミツバチ誘引蘭コレクションは今やどんどん増え・・・(写真はほんの一部!!)
   上手に株分けしたり、冬越しさせたり、、、日本ミツバチの知識と同様に、蘭の知識も独学で身についてきたようです(笑)。
   ”好きこそ物の上手なれ”ですね。 さて”キン様”、今年は何群誘引してくれるかなー?

2013.04.30

 

 魔法のエキス。

   気持ち良く晴れた日。西本、朝から霧吹きを持ってシュッシュッと何か茶色の液体を振り撒いています。
   どうやら工房のミツバチたちが分蜂しそう!!ということで、分蜂を捕獲しやすいように近くの木につけた誘導板に
   分蜂をとまらせるべく、ミツバチの好きなオリジナルブレンドの、自称” 魔法のエキス ” を、
   『 ここにコイコイ〜♪ 』と言いながら振りまいているわけです(笑)。
   巣箱前のミツバチたちワイワイと騒いでいますね。
   さぁ、いよいよ分蜂の始まりです!!

 

   
   一気に巣箱を飛び出し、あたり一面桜吹雪のようにミツバチが舞います!!!
   ( スタッフもミツバチと同じくらいキャキャーと騒いでいます(笑) )
   この日は西本の思惑とは裏腹にとまるところを決めていたミツバチの群は魔法のエキスつきの分蜂板には見向きもせずに
   民家の軒先にある古い壺をめがけて一気に飛んでいってしまいました。( もちろんすぐに行って捕獲(笑)!! )

   なかなか人間の思うようにはいきませんね。だから面白い!!
   これは別の日の分蜂後の蜂球。
   この日は、魔法のエキス無しで木につけていた誘導板にしっかりとついてくれています。
   はてさて、その魔法のエキス、本当に効き目あるのかな??
   疑惑のエキスですが撒いている姿が楽しそうなので良しとしましょうか(笑)。

2013.04.29

 

 2013年 分蜂。

   蜂飼いのみなさん。分蜂の季節がやってきましたね(笑)!!
   この時期のテハマナは分蜂を心待ちにし、一足早く夏祭りでもやってくるようなそんなソワソワした空気です(笑)。
   暖かい日。スタッフ一同アミのついた帽子をかぶり何かを見てますね。( 仕事をしてくださ〜い(笑) )  

 

   そう、スタッフが見ているのは分蜂した蜂の塊(蜂球)です。
   木にベッタリと張り付いています。
   西本、冬の間にせっせと作り溜めていたお手製の木箱を片手にアミを持って蜂球の捕獲に向かいます!!

 

   ザザ〜ッとアミですくうとアミの中にドスンと蜂球が落ちます。
   そのアミを準備しておいた木箱の下にそっと持っていくと、みるみる蜂が木箱の中に入っていきます。
   いやはや、手馴れたものです(笑)。さーて、今年は何軍捕獲できるかなー!!

2012.09.21

 

 蜜蝋ハンドクリーム。

   涼しくなってきましたね。テハマナではテハマナ蜂蜜、通称”テハ蜜”の収穫を行っています。
   テハ蜜は日本蜜蜂の百花蜜。
   2年間、巣でじっくりと熟成されている為、香ばしいような琥珀色。

 

   蜂たちが冬越しできるように重くなった巣箱の一部だけ、蜜を分けてもらいます。
   一箱分で写真右端くらいの量。約3升といったところ。
   今日は、蜜を絞った後にとれる蜜蝋を使ってハンドクリームつくり。

 

   蜜蝋の色、とってもキレイでしょ。これは天然の色です。香りも、濃厚な蜂蜜の香り。
   安心な植物性のオイルで蜜蝋を溶かし、少しの精油を混ぜます。
   防腐剤など、余計なものはまったく入れませんので口に入っても大丈夫。
   お食事の準備の前や、お子様でも安心して使っていただけます。
   テハマナでは、ハンドクリームだけでなく、リップにも冬中使い、使い切っては、また作っています。
   蜜蜂のもつ、とても強い自然治癒力と保湿力。我が家では、手放せないアイテムになっています。

2012.07.01

 

 採蜜の旅。

   Teha'amana 週末散歩の2日目。友人N氏の勤める陶額堂さんで飼っている日本蜜蜂の蜜絞りのお手伝い。
   悪天候の中、ずっしりと重い巣箱を慎重に切り離し、エアーで蜂たちを下の巣箱へ誘導し一番上の巣箱だけ回収します。
   張りつめた緊張感!!

 

   切り離した巣箱断面からは蜂蜜が波打つように溢れ出ます。
   巣に白い蓋がしてあるところは蜜が満タンの証拠。
   西本、蜂蜜の溜まったずっしりと重い蜂の巣を片手に、陶額堂のみなさんと日本蜜蜂の習性について、しばし楽しいおしゃべり(笑)。

 

   蜜絞り機に巣を入れて3人がかりでググッとしぼると・・・
   良く見慣れた、あの黄金色の蜂蜜が流れ出てきます!

   あちこちに残った蜜は、差し入れの焼きたてバゲットにクリームチーズやバターをそれぞれ塗り、たっぷりと蜂蜜をつけていただきました。
   ( Iちゃんさんご馳走様でした〜! )

 

   陶額堂男子3人、工夫しながらの瓶詰め作業(笑)。
   今回の採蜜は2群分。450gの瓶11本、180gの瓶30本分くらいの収穫量。
   N氏、陶額堂の関係者の皆様、楽しい時間をありがとうござました!!

2012.05.24

 

 みつばちの世界。

   皆さん、みつばちたちにはそれぞれに役割があるのをご存知でしょうか。
   左写真の下側は、”扇風隊”。巣箱に背をむけ羽を動かし、風を送り、箱の中の温度が上がりすぎないよう一生懸命に扇ぎます。
   右写真の中央。同じく巣箱に背をむけ、こちらは羽を動かさずじっとしているのが”門番”。
   帰ってくる蜂たちを一匹ずつチェックし、同じ群の仲間かどうかを確認中。

   右写真、白い花粉をつけた蜂たちは ”働き蜂”。
   働き蜂の中には外勤と内勤があり・・・(笑)、さまざまな花を飛び回り、花粉を集め、『花粉だんご』を持ち帰るのが”外勤蜂”。
   そして巣箱の中で外勤蜂が持ち帰った”花粉団子”を噛み砕き巣坊に蓄え 『蜂パン』 を作ったり、女王の世話や育児をするのが”内勤蜂” 。

   これらは全てメス。 唯一、受精をするだけの役割なのが真っ黒なオス蜂。
   なので皆さんがよく知っているシマシマのみつばちは、全部メス蜂。
   女王蜂を筆頭に、きっちりと分かれた役割。みつばちの世界は人間界よりずーっときっちりしているようですね(笑)。

2012.05.23

 

 みつばちと花と。

   テハマナの畑に咲く、みかんの花はミツバチたちが大好きな花。
   今朝も花粉や蜜を集めるべくあっちへ飛んだりこっちへ飛んだり忙しそうにしています。
   花の中に顔を突っ込み一生懸命な姿。可愛くてたまりません!!
   テハマナ、今日も分蜂日和!!

2012.05.15

 

 分蜂前線到来。

   ゴールデンウィークからこちらテハマナのみつばちたち分蜂に大忙し!!分蜂前線、到来したようです。
   写真は分蜂群を網で捕まえ巣箱に入れている最中。晴天の下、宇宙服のような服を着た二人。
   一人は西本、もうひとりは近くに住む蜂仲間T氏。なんだか笑えますが本人たちは一生懸命(笑)。
   分蜂マジックにかかり、忙しくても活き活きしている最近の西本です。

2012.04.26

 

 ミツバチたちは働き者!!

   先日、4月18日にご入居したばかりの日本蜜蜂たち。今回ご入居していただいた巣箱は、今年新調した、巣枠式。
   写真のように、巣枠を引き出して巣の様子が見れるというものです。
   もともと、ミツバチたちが巣を作りやすいように、上から10センチほどは、蜜蝋でできたガイドつき。
   ミツバチには斜めに巣を作る習性があるため、それを計算し、最初は巣枠を斜めに入れておきます。

   一週間経ち、そろそろ正しい位置に戻しても良い頃。そう思い巣枠を上げてみると・・・
   1週間で、ミツバチたち、ずいぶん巣を伸ばしています!
   少し、蜂蜜をなめてみると花の香りが強くするフレッシュな味。
   わが社のミツバチたち、本当に働き者でしょ!!

2012.04.18

 

  ご一行様ご到着!!

   2012年 春。”分蜂” ( 巣別れ )始まりましたぁ〜!!今年は、梅も桜も、2週間近く開花が遅れた。
   この調子では、蜜蜂の分蜂も遅れるのかな?と思い、
   いつもやっているキンリョウヘン ( 以下”キン様” (笑) )の開花調整をせず、自然に任せた。

   今週になり、やっと開花した”キン様”。まだ設置には早いかな?と、思いながら待ち箱に設置し様子を見る。
   2日間、動きが無かったのだが、今朝巣箱を見ると、2匹の偵察蜂が!!

 

   正午になると、写真上の様に数十匹の偵察蜂がうろうろ!!
   キン様にくっついたり・・・巣箱に入ったり・・・新居のチェックに大忙し。
   どうやら気に入ってくれたらしく、午後2時、ご覧の通り日本蜜蜂ご一行様ご入居です!!あ〜!嬉しいっ!!!

2011.12.02

 

  数万匹の従業員。
 
   今年は蜂さんたちの冬越しのことを考え大群の3群だけを採蜜することに。
   3段重なった箱の中で縦に伸びている蜂の巣を糸を使って慎重に切り離し一番上の巣箱だけ採蜜します。
   うまく切り離して蓋を開けると蜜がたっぷり!7重に重なった蜂の巣は、まさに芸術作品!!

 

   切り離した巣箱の中は、蜂蜜で満タンですが、作業に驚いたミツバチたちが騒いで張り付いてしまいます。
   このままミツバチを連れて帰っては迷子になってしまいかわいそうなので
   機械や竹の筒を使って空気を送り上手に追い出して、元の巣箱に戻します。
   さぁ、巣箱”C”、取り外し完了!!

 

   持ち帰った巣は、一つ一つを切り離し巣の表面をそっとカットすると琥珀色の蜂蜜がトロトロと出てきます。
   カットした巣は不純物を取り除く為、ザル・布を通過し自然に垂れるのを一晩待ちます。
   ずいぶんと時間はかかりますがとても美味しい高級蜜、” 垂れ蜜 ”の完成。
   この過程で蜂蜜と同時に採取できるのがハニカム型 ( 6角形 ) の巣の部分である” 蜜蝋 ”です。

 

   採蜜後の巣を湯銭にかけゆっくりと溶かします。
   自然に冷え、再度固まる時に不純物 → 蜜蝋 → 蜂蜜 の層となるため簡単に取り出すことが出来ます。
   この蜜蝋は、テハマナで商品を縫う際麻糸を強化する為に糸に塗り、使用しています。
   さらに、蜜蝋と天然のオイルを混ぜてクリームを作ります。
   蜜蝋には自然治癒力があり高い保湿・軟化・抗菌作用があります。
   すべて食べられるもので出来ているクリームなので手、口、体にも・・・安心して使用できます。

2011.10.04

 

  ミツバチからのおすそ分け。
 
   今年初、採蜜しました。採蜜するのは、蜂蜜をたっぷり溜めこんだ群の蜂蜜だけ。
   なぜなら、蜂蜜を少量しか溜めていない群は蜂蜜を取ってしまうと、食料がなくなり冬越しできなくなってしまうから。
   ひとまず1群、しかも、巣の一部分だけおすそ分けいただくことに。
   糖度は78.7。発酵しにくい、ちょうど良い糖度。糖度が低すぎると、保存中に発酵してしまうのです。
   本日は、500ml×5瓶分の”垂れ蜜”と”絞り蜜”×1瓶分を採蜜。

 

   ”垂れ蜜”とは、切り取った蜂の巣をさかさまにして自然に蜜が落ちてくるのを一晩ほど待つ気の長い作業で採取します。
   不純物が少ない、蜂蜜本来の味がする高級蜜。

   ”絞り蜜”とは、垂れ蜜を採取したときに残った、巣の中の蜜を巣ごと溶かし蜜蝋と蜜とを分離させ採取するもの。
    垂れ蜜には劣ると言われるものの、花粉などが混じりこれはこれで栄養満点で美味しい蜜。

   とてもデリケートで、巣箱から逃げてしまいやすい日本蜜蜂。そんな日本蜜蜂が2年間巣の中で熟成させてくれた蜂蜜。
   右写真の左2本、琥珀色の蜂蜜が今回の高級2年蜜です。箱の中で熟成するとだんだんと琥珀色になるのです。

 

   採蜜後、トレイにこぼれた蜂蜜を蜂さんたちにお返しすることに。
   巣箱の横に蜂蜜がたっぷりついたトレイを置くと・・・巣箱からゾロゾロと蜂たちが出てきて押し合いながら、蜜を採取しています。
   蜜源の少ないこの時期、貴重な蜜だったのでしょう。気づいた時には、トレイはピッカピカ。
   手前味噌・・・いや手前蜜ですが、今回採取したこの高級2年蜜。紅茶のような香ばしい、とっても深〜い味。
   2年蜜ならではの、とっても美味しい蜂蜜。蜂さん、おすそ分け、本当にありがとう!!

2011.08.04

  

 巣抜け。
 
   今年も逃げられた〜(涙)!!

   こんなに大きな巣ですが、ミツバチの天敵であるスムシが、巣の中を這い回り嫌がったミツバチたちは、蓄えていた蜜をぜーんぶもって
   家出( 巣抜け )してしまいました。おかげで巣はカラッポ〜(泣)!!

 

   ただ、巣の中にはまだ、ミツバチの赤ちゃんや卵がたくさん。巣に、白い蓋をされた場所があるのが見えます。
   この中には赤ちゃんミツバチたちがいるのです。
   見ているうちにも次々に赤ちゃんミツバチが誕生します。この子たちは、親のいないみなしごハッチ。
   厳しい自然環境の中で、みなしごのミツバチが生き残るのは難しいといわれています。
   これ以上みなしごハッチを作らないためにも、巣の管理のお手伝いしてあげないと!!
   ・・・あら?一番の働き蜂は、もしかして自分かも?!
   そう思えてきた今日この頃です。

 

 ミツバチたちの扇風。
 
   去年からお住まいの群、この春ご入居した群、合わせて16群になったTeha'amanaのミツバチたち。とっても元気だ。
   新しく生まれた赤ちゃんバチたちが、今年も去年同様に飛行訓練中。
   ここ数日雨も降らず、暑い日が続いている。蜂の子供たちもどんどん増え、巣箱の中もとても暑くなっているようだ。
   よく見ると蜂たちは巣箱の巣門(入り口)で巣箱の中に風を送るように、羽で一生懸命に仰いでいる。
   なんとも健気でかわいい。人間も負けていられない。 

   あら?? 良く見ると方向を間違えてコチラにお尻を向けて扇風しているミツバチが1匹。
   ミツバチの世界にもおっちょこちょいな奴がいるようだ(笑)。

2011.05.23

 

 只今、9群目!
 
   ミツバチに、ご入居して頂く為、数箇所に置いている空の巣箱。
   この時期、マウンテンバイクに乗って朝の仕事前、お昼休み、夕方・・・合計3回は見回りをしている。
   ( 良い運動になっています(笑)。) 
   大抵は何も変化が無いのだが、突如としてこんな感じになっている。
   ミツバチ誘引蘭である金稜辺を置いた巣箱に巣別れ( 分蜂 )した蜂たちの蜂球ができているのだ。
   どうやら、巣箱を気に入って、お引越ししてきてくれたよう。
   これが待ちわびていた瞬間、ご入居寸前だ!!
   まだやってきたばかりなのか、新居には入らず、屋根に張り付いている。
   見た感じ、数千はいる強群。ああ、なんとも嬉しい!!

   過ぎ行く春。養蜂家にとって、もっとも楽しい分蜂の季節も終盤戦。
   あと何群ご入居してくれるだろう?

2011.05.15

 

 分蜂シーズン到来!
 
   暖かな朝、今日も巣箱の見回り。何やら、巣門が騒がしいぞ! 『 ・・・これは、とうとう分蜂の気配だっ!!!! 』
   道具の準備をするため、一度工房に戻り、再び巣箱へ。
   あら、もう巣箱の上の、高い木の周りをワイワイと飛び回ってどこに移動するか相談中ではないですか!!
       ( わかりますか?写真中、中央付近、沢山の点々が分蜂したミツバチたちですよ。 )
    5分もすれば、蜂球を作り、木にぶら下がりだしました。
       ( 右写真、中央部分黒い塊が分蜂した蜂たちの蜂球です。 )  

 

   しかし、この蜂球、こんな高いところにあるんです (怖)!!!でも、そんなことは言っていられません。
   巣箱を片手に、脚立を登り、頭上約5mにいるミツバチたちを捕獲します。
   まず、蜂球の上に巣箱を持っていきます( 写真中 ) 。 網で蜂球をすっぽり包んで・・・ ( 写真右 )

 

   網をガサガサッとゆすると、蜂球が”ドサッ”と網の中に落ちます。( 写真左 )
   その網の口を巣箱の口に持っていくと・・・・5分もすれば、ミツバチたちは良い匂いのする巣箱の中に入り出します。( 写真中 )
   全員移動したらそーっと箱を移動します。( 写真右 )

 

   巣箱の中は下から覗くとこんな感じ。下に蓋をしてしっかり固定したら巣箱を設置したい場所に車で移動して設置します。
   こうやって、ミツバチの群が増えていくんです。なかなか面白いでしょ(笑)。
   分蜂シーズン到来!!忙しくも、たまらなく楽しい毎日が続きます(笑)!!

2011.04.07

  

 ミツバチのフェロモン
 
   あたたかくなると、成長したミツバチの群は2群にわかれ、その1群は新しい巣へ移動します。
   これを”分蜂”と呼び、ミツバチ愛好家たちは、これからの季節”分峰”を捕獲すべく、胸がザワザワ、ドキドキする毎日を過ごします。
   Teha'amanaでも、分蜂したミツバチたちにTeha'amanaの巣箱にご入居していただきたく巣箱の横に、”ミツバチ誘引蘭”を仕掛けます。
   ミツバチたちの好きなフェロモンを出す、この”金稜辺”。只今、時期に合わせて開花させる為、温度管理し調整中。
   1ヶ月でこんなに成長しました(驚)!     

  

   そして、去年もミツバチたちを引き寄せてくれた、Teha'amana期待のエースが、この”デボニアナム”。
   金稜辺より少し後咲きのこの蘭も、1ヶ月でこんなに花芽が成長し、小さな蕾がたくさん。
   毎朝、定規で測ったり、暖かな場所を探して移動したり・・・。大事に大事に育てています。
   あぁ・・・、養蜂が高じて、とうとう蘭の栽培と研究まで始めてしまいました。

2011.03.29

 

 蜜源植物。
 
   少し暖かくなった今日この頃。Teha'amanaの日本ミツバチたち活動をはじめています。
   この時期、少ない蜜源を求めてあっちこっちにせっせと飛び回っています。
   そんなミツバチたちに、おいしい蜂蜜を分けてもらうかわりにミツバチたちの蜜源となる、蜜源植物を植えて
   少しだけ御礼をする事に。
   今回植える植物は、左から順に、百合の木( チューリップツリー )、トチの木 、カラス山椒 の三種類。
   どれも有名な日本蜜蜂の蜜源植物です。
   花が咲いてミツバチたちにお返しできるのは2、3年先・・・。もっと先かもしれないけれど、持ちつ持たれつ・・・。
   ミツバチたちと人間と、ともに共存していく為に求めるだけでなく、しっかりお返しもしていきたい。
   Teha'amanaの工房の周りでは、少しずつですがこれからも蜜源植物を増やしていくつもりです。

2011.02.10

 

 ミツバチたちのSOS!!
 
   寒い冬。この季節、寒くて外に出る事が出来ないミツバチたちは巣箱の中に留まり、秋までに貯め込んだ蜂蜜を食べて過ごしています。
   昨夏は特に酷暑で密源が少なく、貯蜜も十分でない中での、この厳冬。蜂たちにとっては、食糧不足でとてもとても厳しい冬になっている様子。
   残念ながら、テハマナでも一群まるごと死んでしまいました。
   『 何とかしてあげたい!!』そんな思いで作ったのが、きび砂糖のスペシャルドリンク。
   ミツバチたちが溺れない様に割り箸の浮き輪を浮かべて、そっと巣箱の底に・・・
   しばらくして、そ〜っと覗くと、みんなシマシマのお尻を上に向けて栄養補給。やはり、お腹ペコペコだったようだ。
   朝にお出しした300mlのスペシャルドリンクが夕方には空っぽに。梅の開花まであと少し、もうしばらくがんばって!!
   小さな生き物たちからのSOS。切迫した地球の現状を教えられた。

2010.11.25

 

蜂の冬支度
 
   Teha'amanaのある山里では、稲刈りも終わり、ひと時の休息。Teha'amanaの畑ではみかんがたわわ。今年は鈴なりになっています。
   みかんといってもいろいろな種類が。温州みかんもあれば、デコポン、清美、はるみ・・・などなど。
   よく、自然交配して ”デコ美”的なものもできていますが・・・(笑)。畑の端にはこの花が・・・何の花かわかりますか? 

 

   正解はお茶の花。初夏に茶摘をするのが楽しみ。・・・良く見ると、日本蜜蜂たちがたくさん!!
   蜜源が少ない中、貴重な花をちゃーんとみつけて冬に備えて蜜を蓄え中。
   きっと、この子たち、Teha'amanaの蜂たち。『 みんな、頑張れよー!! 』ちいさな蜂たちの、懸命でけなげな働きぶりを見ると
   年末に向け気を引き締まる思いです。

2010.10.11

 

▼  ウェルカムドリンク

   採蜜の季節がやってきました。日本みつばちの百花蜜は、とってもキレイな琥珀色。
   今年のハチミツの味はフルーティー。
   Teha'amanaでは、ハチミツを次々にビンに入れ、ラベルを貼り・・・只今、おめかし中。
   次回のTeha'amana bakersのパンの日には少しだけ、持って行きます。

  

   そんな中、うれしいハプニング。ほっておいたカラの巣箱に、小さな小さな蜂の群がご入居!!その数150〜200匹。
   小さな小さな、ミニミニ群ですが、初めて自然にご入居。
   とってもうれしかったので、小さな器に蜂たちの好物のハチミツを入れてウェルカムドリンクを出してみた(笑)。
    (蜂たちがハチミツにおぼれないように、割り箸をいれて。)
   数時間後、ウェルカムドリンクをのぞいたら、すっかり空っぽ!!どうやら気に入ってくれたよう。
   ミニミニ群、育ってくれるといいなぁ。

2010.09.26

  

▼  大スズメバチ パニック

   ちょっと期間が開きましたが、ますます大きくなってきたTeha'amanaの日本蜜蜂群、その数、現在8群!!
   覗き扉を開け、透明のプラスチック板を通して巣を見ると六角形のハニカムがたくさん。
   白く見えている部分には、蜂の子の蛹が入っています。
    微笑ましく、見守っていたある日・・・。 なんだか巣箱の様子がおかしい。ミツバチたちがパニック状態で、外に溢れ出している。
   よく見ると、大スズメバチが蜜蜂たちの巣箱に張り付いている。『とうとう来たかっ!ギャングめー!』 

 

   この時期、大スズメバチはミツバチのハチミツを横取りするためミツバチの巣を襲ってくるのです。
   でも、大丈夫!こんな事もあろうかと、先日、大スズメバチ対策として、我が家のミツバチたちの巣の入り口に、
   お手製の大スズメバチ捕獲機を設置していたから!!( 賢いでしょ! )

   他の巣箱も気になり見に行くとやはりここも。こんなにたくさんの大スズメバチが。(虫嫌いの方、ゴメンなさいね!!) 
   昆虫界の生態系を守ってくれている大スズメバチには気の毒なのですが
   Teha'amanaのハチミツを守るのはボクの仕事なので・・・。

2010.06.27

  

▼  蜂の顔

   Teha'amanaの蜂たち、ぐいぐいと成長しています。巣箱の1つにのぞき窓を作りました。
   覗き扉を開けると、透明のプラスチック板を通して巣箱の中の蜂たちの様子がいつでも見ることができます。

   

   下から巣の様子を覗くと、大きな蜂の巣!!分蜂してすぐは赤ちゃんの頭くらいの大きさだった蜂の巣が
   約2ヶ月でバスケットボール以上の大きさに。プラスチックの板に張り付いていた蜂をじっと見てみると、とっても可愛い顔!
   通常はこの角度から見ることはありませんからね。いろんな発見がある毎日です。

2010.06.01

   

蜂の子供たち
 
   先日ご入居した5群の蜂たち。元気に花々を飛び回り、両足をまっ黄色にして花粉や蜜をあつめては巣に戻り、
   戻ってはまた出掛け・・・忙しそうに、よく働いています。
   良く働いてはいるけれど、平均労働時間は1日7時間だそう。なんだか、人間みたいでおもしろい。

 

   『 巣箱の様子がおかしいな? 』 いつもはシューンと帰ってきて、シューンと出て行く蜂たちが
   巣の周り半径2メートルくらいを、マイマイしている。
   不思議に思い、蜂の師匠に聞いてみたところ、この蜂たち、赤ちゃん蜂で、巣の周りで飛ぶ練習をしているそうだ。
    どうりで少し小さめで黄色っぽい。 
   ”飛ぶ練習 !? ”ますます蜂たちが可愛く見えてきた。

2010.04.26

 

みつばち 本日ご入居しました!!
 
   とうとう、待ちに待った蜜蜂がテハマナの巣箱に入ってくれました。
   1週間程前から、偵察蜂が頻繁に訪れるようになり日が経つにつれ、その数は増えていました。
   『 巣箱、気に入ってくれたらいいな・・・ 』そうスタッフと言いながら、1週間過ぎました。
    今朝10時頃、いつものように巣箱を見に行くといつものそれとは違い、巣門のまわりにワイワイ、ワイワイ・・・
   100匹以上の蜜蜂たちが来ていました。
   午後2時頃、食後のお散歩がてら再び見に行くと黒いオス蜂の姿も数十匹。巣門の辺りは無数の蜂たちでごった返していました。
   日が沈む前、さらに見に行ってみた。
   そっと、巣箱の中を覗くと、なんと、大人の頭以上はあるかと思われる強群。 無事ご入居です。
   ミスマフェット(写真に写っている蘭)の力は凄い。

 

   巣箱の周りをぐるぐるぐるぐる・・回りながらこれから住む新居の形や場所を、一生懸命覚える蜜蜂たち。
   小さな蜂たちの働きぶりは、とても可愛いくちょこちょことしていて、いくら見ていても飽きず、とっても癒されます。
   今日入居したばかりでも、早速、明日から花々の蜜集めと巣作りと、忙しい日々が待っています。
   こちらの巣箱は1週間前にご近所の先輩に分蜂を頂いたもの。巣箱にもすかっり慣れてみんな元気に蜜を集めています。
   現在2群。これから約1ヶ月の分蜂シーズン。あと何群ご入居するか乞うご期待!!

2010.02.14

  

▼ ただ今、蜂の準備中・・・

   今年の蜜蜂の準備をし始めました。去年から始めた養蜂。残念ながら8月に全群逃亡し、今は空箱の状態です。
   とにかく日本蜜蜂はデリケートで、良く逃げる蜂なのです。何が気に入らなかったのかなぁ・・・
   あんなに世話したのに・・・しすぎか?!
   とりあえず去年は、残った巣から、革の縫い糸に使う蜜蝋と蜜蝋入りのハンドクリームを作りました。
   今年は張り切って、巣箱を10セット作り、中には蜂を寄せ付ける蜜蝋を塗り、極めつけにキンリョウヘン(蘭の一種)も用意しました。
   

  

   この蘭の花は、蜜蜂のフェロモンと良く似た匂いを出し、分家した分蜂群を呼び寄せる事が出来るんです。
   他にも同じ作用の匂いを出す蘭はデボニアナムやミスマフェット・・・なんのこっちゃ?
   ちょっとした興味で始めた養蜂。とうとう蘭の栽培の勉強までしなければならなくなりました(笑)!
   とにかく、4月からの分蜂捕獲が楽しみ・・・

 

2009.09.20

 

▼ 手しごと市 9月27日(日) 小雨決行
          10:00〜 15:00(売り切れ次第終了)
 
             in 西條合資株式会社 酒蔵前


   Cicci Cocco(チッチコッコ)主催の手しごと市に参加します。Teha'amanaの商品をたくさん見れるわけではありませんが
   サンプル品、革の端切れ・・・などなどお店では販売していないものも販売いたします。
   また、今回は以前ご紹介した日本ミツバチの蜂蜜も少しだけおすそ分けいたします。

   場所 : 西條合資株式会社 酒蔵前
         河内長野市長野町12−18
         駐車場はございません。
         バティ長野の駐車場(タイムス)が近いです。

2009.07.09

  

▼ 養蜂はじめました。

      Teha'amanaに、ミツバチがやってきました。
      以前から、国産のリンゴやミカンの単花蜜やいろいろな蜜が混じり合った百花蜜を集めては味比べし、利き蜂蜜をしてみたり、
      『今日はどれにしようかな・・・』と毎朝スプーン1杯ペロッとなめたりしていた私たち。
      『養蜂したいな・・』そう言い出したのは5月下旬の事。きっかけはテレビで見た、イタリアのとある田舎の農園での養蜂の風景。
      白い髭をたっぷりと蓄えたおじいちゃんの周りを元気よく飛び回る可愛いミツバチたち。
      花から花へせっせと飛び回って蜜を集めている働き蜂もいればおじいちゃんの髭で羽を休めている蜂も。

  

聞くと、おじいちゃんは営んでいる果樹園で、受粉を目的に養蜂を行い必要な分だけ蜂蜜をミツバチたちに分けてもらっているとのこと。
たくさんの花々に囲まれて生き生きと飛び回るミツバチたち。
そんなミツバチたちと共存し、穏やかに生活しているおじいちゃんのやさしい生き方に深く共感したのです。
『僕たちの山でも養蜂しよう!!』 これが、Teha'amanaとミツバチの出会いです。 
『せっかくなら、日本ミツバチを 飼いたいなぁ。』(日本ミツバチの蜂蜜は最高級と言われています。)
『 蜂ってどこで買うんだろう?』 なんて言っていると、近くに養蜂家がいることがわかり びっくり!!(今では師匠と呼んでいます。)
早速紹介してもらい、日本ミツバチを譲っていただくことに。

ミツバチが見つかったとなれば、次は住まい。 ミツバチたちの住まいは木箱です。
師匠に箱の構造を教えてもらいトントンカンカン。少しずつ手作りしました。 こんな作業もミツバチのことを考えると楽しいものです。

  

     巣箱ができあがるとまもなく、日本ミツバチ、記念すべき1軍めがTeha'amanaにやってきました!!
     引っ越したてのミツバチたちは巣箱の周りをブンブン飛び回って場所を覚えていたり
     門番のように巣箱の外でウロウロしていたり忙しそう。
     やっと飛び立ったかと思うと足に花粉をつけて帰ってきたり・・・
     小さいながらに一生懸命に生きている姿はとてもとても愛らしく、ずっーと見ていたい気分。
     仕事の合間を見てはのぞきに行き・・・Teha'amanaのスタッフは、今ミツバチに夢中です。
     

 

     テレビで養蜂の様子を見たのが5月下旬・・・6月上旬にはTeha'amanaにミツバチたちがやってきました。
     こんなにスムーズに進んだのも、何かの縁かもしれませんね。
     来年、甘くってこっくりとした蜂蜜・・・いや、なによりも、安全で、安心して食べる事ができる蜂蜜を
     収穫することが、今からとっても楽しみです。
     もちろん皆さんにも少しでもおすそ分けできたら・・・と考えています!!楽しみにしていてください。

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